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本気で考える家づくりのお話

③ビニルクロスの安全性について

まさに薬品漬け!?

 

佐野建設では、ビニルクロス(略して塩ビクロス)は使いません!

 

なぜ使わないのか?それは簡単な話。
危険だからです。

 

何が危険か?

ご存知の通り塩ビクロスはビニルです。

当然、通気性、調湿性がありません。
これは室内環境としてよくないのは分かりますよね?

 

さらにその為に防カビ処理が必要になります。(防カビ剤は当然体によくないですね)

そして、そもそも原料である塩化ビニルモノマーそのものが発ガン性物質なのです。(最近、アスベストがよく話題に登りますがアスベストだけが悪い建材ではなないのですよ。他にも問題のあるモノは多くあります。表に出ないだけ)
その塩化ビニルモノマーに可塑剤を始めとする薬剤(安定剤、発泡剤、難燃剤、防カビ剤、着色剤等々)を混入して作られています。
まさに薬品漬けですね。

 

可塑剤は環境ホルモン作用があると言われ、覚醒遺伝するとも言われています。
子孫にまで影響が出る建材。それが塩ビクロスなのです。

これだけではありません。

塩ビクロスからはVOC(揮発性有機化合物)が発生します。
これこそがシックハウス症候群の原因となっているものです。
よく古い建物の壁紙がカチコチになって剥がれかけになっているのを見たことないですか?

あれこそが、VOCが揮発している証拠なのです。

 

元々塩化ビニルはすごく固いものです。

それを薬剤で無理やり柔らかくしているのが塩ビクロスです。その柔らかいクロスが固くなるという事は・・・。

もう分かりますね?柔らかくしていた薬品が放出している証拠なのです。

 

まだあります。
塩ビクロスを燃やすと何が発生するでしょう?分かりますか?
そう、ダイオキシンです。

加えて塩化水素ガスも発生します。

 

 

これでも塩ビクロスを使いますか?

 

塩ビクロスを使うという事。

それは、知っている、知らないに関わらず環境破壊に加担しているということなのです(塩ビクロスは10年もしたら通常張替しますよね。その時はがす古いクロスは?)。

以前起きた新宿雑居ビルの火災事故を覚えているでしょうか?

40人以上の死者を出した凄惨な事故です。

あの事故の死因の多くは、実は焼死ではなく、火災により発生した塩化水素ガスが原因だそうです。

もし、内装材が塩ビクロスで無ければ結果は違っていたのかもしれませんね。

 

これでも塩ビクロスを使うのでしょうか?

私は使えません。使いたくありません。
だから佐野建設は、塩ビクロスを使用していないのです。

 

ちなみにエコ壁紙、紙・織物という名でメーカー各社が出していますが、あれも疑ってかかった方が良いです。
あれは、主素材が51%以上の表示をするトリックです(全てではないですが・・・)。

塩化ビニルが半分使われていても表示は紙クロスでも良いのです(塩ビが51%を超えない限り)。

さらにクロスには施工時の接着剤の問題もあるのですが、長くなるので今日は書きません。

しかし、悲しいことに現在日本で使われている壁紙の約90%は塩ビ製です。

 

 

施工はたしかに簡単かもしれません。。。

 

知っていて使うのか、知らずに使っているのかは定かじゃないですが、いずれにしても施工側のモラル不足、勉強不足なのだと思います。
これだけの害があるビニールクロスの事をどこかの業者さんで聞いたことがありますか?
どこでも使っているから大丈夫。法律にのっとっているから大丈夫。と言う事ではどこかの大臣の答弁みたいです。

大手メーカーをはじめ多くの建築業者は利益ばかり追求し、住み手の事を本当の意味では考えていないのでは?

 

こういう話をすればすぐに「不況が・・・」と言う人がいます。
ただの言い訳です。
そこに一石でも投じられればと思います。

 

最近、中国での食品に薬害があることをテレビでよく報道していますが、もっと身近に、こんなに危険なものがあることはあまり知られていません。

 

あなたはこれからの長い年月、ビニールクロスにかこまれて生活しますか?

それとも健康塗り壁にかこまれた快適な空間で生活しますか?

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